ギャラリー
生鮮活祭さとちょう青森富田店
この物件は色々と歴史があるので解説する。
元々、青森県最大手地場スーパー「亀屋みなみチェーン相野店」として、1985年9月に開業。
その後、同社のパワーセンター(ディスカウントストア)業態の「K・バリュー相野店」として転換する。
だがしかし、同社は2001年10月に青森地裁に対し、民事再生法の申請をした。
それで再建など計画が進められており、最終的に同年11月「協同組合セルコチェーン」が支援を表明するものの、地裁側が亀屋に対して不信感を募らせ、結局のところ同年12月その話は破談となり、民事再生法を当局判断で廃止したとのこと。
理由としては亀屋側が曖昧な報告などを繰り返したためである。
事態は急転し、同社グループの店舗の内「13店」は、イオン系スーパー「マックスバリュ東北(現、イオン東北)」に引き継がれることになった。
この相野店は同社に引き継がれず、木造町(現、つがる市)のスーパー「川善屋(現、ルミエール)」に譲渡されることになる。
その後、2003年「パワフルかわぜん青森富田店」として開業。
さらにかわぜんは、2010年に店名を「フレッシュフードマーケットルミエール青森富田店」としてリニューアルオープン。
このまま続くのかなと思いきや、2018年、弘前市のスーパー「佐藤長(さとちょう)」と業務提携をすると発表した。
皮切りにかわぜんの店舗はさとちょうが運営することになり、同年10月「さとちょう青森富田店」として開業。
さとちょうになったことだし、改装するのかなと思った矢先に悲劇が・・・
なんと、2022年12月31日を以って、店舗建物老朽化に伴い閉店することが決まった。
佐藤長では、そのような理由で閉店することは当然あり得ないと思った半年後、今度はさとちょう自体が民事再生法の申請をしたのち、一部店舗は「青森トライアル(現、トライアルカンパニー/現、トライアルストアーズ)」に譲渡されることになるものの、富田店はその契約を締結する前に閉店したため、対象外となった。
色々と曰くつきの物件であるが、見てきたので、少々解説する。
まずは全景から。
この造りは亀屋に共通してみられる様式の一つだ。
脇から見る。
決していいと言えない。
別方向から。
一見、マシに見えるが、所々やつれている。
店舗出入口である。
幌がボロボロになっている。
さらに、雑草が生え放題になっています。
もっと近づいちゃいましょう。
母屋の看板類です。
3枚目はまあまあだが、1枚目と2枚目が稲妻のようにやつれています。
なんて書いてあるか読めません。
おやぁ、パワフルかわぜんとありますね。
この造りの野立て看板も亀屋系に多く見られた。
1枚目には「LOHAS people(ロハスピープル農産物直売所)」とあるが、何故オクラなのかわからない。
2枚目には「ルミエール」とあるが、背景はりんご?見方と考え方ではトマトに見える。うーん、これは何を意図しているのか。
1枚目、カサカサになりすぎて、元の「パワフルかわぜん」が見えてしまっている。
2枚目はなんと「生鮮活祭さとちょうグループ」とある。これだけ力強く、そしてしぶとく残っている。
母屋に戻る。
生鮮活祭さとちょうグループのカッティングシート、これも鮮明に残っている。
パワフルかわぜんが残っていた。
津軽地方のスーパーはこういう処理が雑だと思う。
パワフルかわぜん、パワふれなかったか・・・(笑)
ぐちゃぐちゃ「LUMIELE」のアクリル板。
これは流石に酷い。
私としては、即刻、除却処分して無かったことにしてほしいと思う。
色とあった青森富田店、解体してあげた方が、建物的に幸せだと思う。
近くにスーパーはたくさんあるので、オーバーストア状態だ。
跡地は宅地にするか、貸駐車場にするしかないと思われる。
p.s.
この記事を執筆している途中、涙が出てきました。さとちょうでの活動や当時の店舗を思い出し、しばらく執筆の手が止まりました。
店舗情報
| 店舗名称 | 生鮮活祭さとちょう青森富田店(株式会社佐藤長) |
|---|---|
| 所在地 |
〒038-0004 青森県青森市富田3丁目6-8 |
| 営業時間 | 営業時間は「生鮮活祭さとちょう青森富田店公式サイト(株式会社佐藤長運営 - 2022年10月04日時点でのWebアーカイブ)」からご確認ください。 |
| 備考 | 旧:フレッシュフードマーケットルミエール青森富田店(株式会社川善屋) |